今日は60日に一度の『甲子(きのえね)』の日
大黒様の『御縁日(えんにち)』「お祭りの日」です。

『十干・十二支(じゅっかん・じゅうにし)』と言って・・・

「十干」・・・「甲(きのえ)」 
       「乙(きのと)」
       「丙(ひのえ)」 
       「丁(ひのと)」
       「戊(つちのえ)」
       「己(つちのと)」
       「庚(かのえ)」
       「辛(かのと)」
       「壬(みずのえ)」
       「癸(みずのと)」

十二支・・・「子(ね)」
       「丑(うし)」
       「寅(とら)」
       「卯(う)」
       「辰(たつ)」
       「巳(み)」
       「午(うま)」
       「未(ひつじ)」
       「申(さる)」
       「酉(とり)」
       「戌(いぬ)」
       「亥(い)」

(ちょっと難しいので省略。詳しく知りたい方は副住職まで^^;)

この干支の順番に毎日まもられています。
そして今日10月30日は「甲子(きのえね)」大黒様の御縁日です。
 

大黒様は古くから、大古久大垢・などとも記されておりますが
夫婦和合・良縁成就・商売繁盛・子宝成就などなど・・・
日本における七福神の一人で「福を呼ぶ仏様」です。


法華寺でも60日に一度「甲子(きのえね)」の日に、午前11時から
檀信徒の皆様方と一緒に「お経・お題目」を唱え「有難いお経の貯金」をします。


 

一生懸命にお経をあげて「お題目の貯金」が出来たら^^v  
「福」の乗った大黒様を御自宅にお連れして『福が家に来る』言うわけです。


                   法華寺に古くからお祭りしている大黒様


             副住職が二度目の荒行堂で(一目惚れ)感得した大黒様。


大黒様を勧請したい方は御連絡下さい。
平成23年に副住職が3度目の荒行で同行僧160名が一生懸命お経を読み込み
「開眼(かいげん)」(魂入れ)をした大黒様が本堂にお祭りされています。

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  • 投稿日: 2012年10月30日

昨日、10月27日の明朝のこと。本堂の仏さま。
新しい本堂に建て替えられてから初めて・・・。
約19年振りに宝前御(ごほうぜん)から前机に降りて来られました。


歴史をたどってみると法華寺は
慶長3年(1598)の3月に落慶(建立のお祝い)をして414年・・・。
文政11年(1828)4月に火災にあい全山焼失・・・。 (縁起参照)

お弟子さん達の懸命な救出作業により仏像は運び出されましたが
この時に、だいぶ痛んだのではなかろうかと推測されます。

この414年の間に色んな出来事があったでしょう。
長い間、お寺を守り続けて下さった仏さま。
長い月日の間にところどころ痛み、お疲れになって・・・。

いよいよお洗濯(修復)させていただく事になりました。

・上行菩薩  (じょうぎょうぼさつ)
・無辺行菩薩 (むへんぎょうぼさつ)
・浄行菩薩  (じょうぎょうぼさつ)
・安立行菩薩 (あんりゅうぎょうぼさつ)
・文殊菩薩  (もんじゅぼさつ)
・普賢菩薩  (ふげんぼさつ)
・妙見菩薩  (みょうけんぼさつ)
・三十番神  (さんじゅうばんじん)

この仏さま8体を修復・お洗濯する事になりました。

まずは414年。1日も欠かさず、お寺を守って下さった仏さまに
『感謝のお経』を捧げさせていただきました。




仏さまのお洗濯がとどこおりなく行われること
仏さまの留守中に難が訪れないように
今後ますます当山の発展と檀信徒の皆さんの笑顔が溢れますように
住職と副住職とで精いっぱい御祈祷をしました。

仏像の塗りが剥げた箇所は塗り直し痛んだ所は修復
火災の折に破損してしまったところは新たに作り直して・・・

年内中には綺麗なお姿でお戻りになられるそうです(^^)
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  • 投稿日: 2012年10月28日

19日の夕方6時半より好評の「法華経講義」を行いました。

6時半までに本堂に集まっていただき「読み上げ用」のノートに
簡単な住所とお名前を記入して頂きます。


皆でお経を読みます♪♪♪
恥ずかしがらずに^^:大きな声でお経を読むと、気持ちが良い( ^^) _~~
沢山の人の中で読むことで、自分の「読み違い」している箇所も良く解ります。
まずは緊張せずに始めましょう!!!


その後、御祈祷を受けます。
皆さんの「願いごと」や「思うこと」・・・。
素直に頭に思い浮かべ、一心に合掌し仏さまにお願いします。



御祈祷を「する方」も「受ける方」も真剣です。
だからこそ「その時」お互いの思いが通じるのでしょう!!!



19時頃、大広間に移り いよいよ法華経講義です。
先回の復習をしながら・・・
「まだ気持ちが乗らないでしょうから(^^ゞ」
リラックス出来るような「おちゃらけ話」から、いつの間にか法話が始まります。

今回は薬草癒品第五(やくそうゆほん)の最後まで勉強しました。


私達は、いつの間にか知らず知らずの内に相手を軽視してしまってはいませんか?
あの人「こんな簡単な事も出来ないの?」と

私にとって簡単な事でも「相手にとったら」どうであろう???
だれしも「得手(得意)」 「不得手(不得意)」がある筈です。

・勉強は出来るけれど、運動が苦手。
・努力をすることで頭に入るが、すぐには覚えられない。
・車の運転は苦にならないが、他人の運転する車の助手席は耐えられない。
などなど。。。


薬草癒品での三草二木の譬え(さんそうにもくのたとえ)では (先回参照)

「違って当たり前」 
自らを比べる必要もないし、他人に比べられる必要もない。
比べる事で自分を「卑下する事もない」し「卑下される必要もない」のです。


各々の個性・性質・過程があり、皆が違って当たり前なのです。もっと言えば
相手と自分を比べ、相手の事を「さげすむ」自分の愚かさに気が付きなさい。

↑このような事が説かれているのです。
お釈迦様は私達に「いつの間にかに」自分ではそんな気持ちはないのに・・・
「相手を軽視してしまっている自分に気づきなさい」とおっしゃられます。

「寝ている人」を起こすのは簡単です。ですが・・・
自分が「寝ている事すら気付かない人」を呼び起こすのは大変なことです。

私達は本当の自分が見えているでしょうか???
まずは自問自答足元を再確認する事から始めましょう( ^^) _


次回は11月19日の18時半からです。
斎藤さん 坂本さん 中台さん 寺尾さん 遠藤さん お疲れ様でした。
来月またお持ちしています。
 

 
 
 
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  • 投稿日: 2012年10月20日

今日10月19日は当山の『御会式(おえしき)』です。

午前10時より法話。日蓮聖人の御一生『御一代記(ごいちだいき)』
を檀信徒の皆さんにお話しさせていただきました。

知っているようで「知らない^^;」という方が多くて・・・
ならば「せっかくの機会」にと、一時間ゆっくり『日蓮聖人絵伝・(えでん・資料)』
を参考に檀信徒の皆さんと一緒に勉強させていただきました。


お説教が終わり、11時からは日蓮聖人の『御報恩会式(ごほうおんえしき)』です。
簡単に申しますと、日蓮聖人「ありがとうございます」と感謝の意を伝える法要♪♪♪


皆さん。一生懸命にお経をお唱えします。


お寺さんも負けずに一生懸命です。



当山では去年から檀信徒の皆さんのお宅、お仏壇にお祭りされている
「日蓮聖人の御像」をお持ちいただいて、皆でお参りしています。


法要が終わると、御祈祷、無縁さま(無縁墓地)に皆でお参りに伺います。
私達の御先祖様と同様に大切にしたいものです。皆さんありがとうございました。


無縁さまの帰りみち、境内にはたくさんの実りがありました

私達も一生懸命にお参りさせて頂いて、自分の事はもちろん御先祖様や仏さま・・・
自分以外の相手のことを大切に思えるような「優しい気持ち」
『慈しみの目』を持てるように「みのり」があると良いですね^^

全部終わると楽しみにしていた「おとき」です。

皆さんお忙しいなか本当にお疲れ様でした。
日蓮聖人も御先祖様も皆さんお喜びだとおもいます。ありがとうございました。


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  • 投稿日: 2012年10月19日

今日10月13日。日蓮大聖人(にちれんだいしょうにん)の御命日に当たる
『宗祖日蓮大聖人 御報恩会式(ごほうおんえしき)』
略して「お会式(おえしき)」です。

(日蓮大聖人の御生涯はホームページの「日蓮聖人」でご覧下さい。)

日蓮宗のお寺さんにとって1番大切な日で、本日で730年目
「731回忌」に当たります。



毎朝お勤めをしていると♪・・・。
ふと、感じる事があります ^^:

私達は仏様にお経をあげ、お給仕をさせて頂いております。
日々のお経や、御回向・御祈願もします。

沢山のお願い事をして・・・
・病気が治りますように。
・良き方向に、どうかお導きください。
・亡き大事なご家族に「この思い」が伝わりますように。

など、お寺に「お参りに来られた方」のお経をあげます。


私たちから拝見する仏さま






「仏さまから見える私達」は、いったい どう映っているのかなぁ???
と、いつも思います。

『私達』
 「仏さま何とか宜しくお願い致します」
 「どうすれば、よろしいのでしょうか?」

『仏さま』 
 「おっ!がんばっているなぁ~♪」
 「まだまだ努力が足りておらんなぁ~^^がんばれよ♪」


このように見て下さっているのかな? などと考えながらお経をあげています。
一体どのように私達が映っているのだろう^^:?

解らないので日蓮聖人の目線お掃除がてら、写真を撮ってみました。




皆さんにお伝えできる「答え」には、なりませんが・・・
仏さまの目線からは私達の事 「よ~く!!!」 見えているのでしょうね。。。

私達からも見えない所まで、仏さまはシッカリご覧になって
私達にとって、ちょうど良い経験や試練 「一回り大きくなる為の壁」
を選らんでくれているのでしょうね^^:


それにしても良く見えます。

人間の目の届かない所でも「仏さまが必ず」見てくれているんだなぁ~と
何だか安心しました。

まずはヘコたれずに努力精進、頑張ります。



                       位牌堂の日蓮聖人


松浜の法華堂より当山に安置させて頂いている日蓮聖人

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  • 投稿日: 2012年10月13日

先回もご紹介致しました当山の境内に慰霊碑があります
(ホームページ「井上久助」参考)

『井上久助(いのうえきゅうすけ)』さんの御命日が今日
万治(まんじ)3年(1660)10月10日、352回目の御命日でした。



ことの発端は、会津藩と新発田藩の間で勃発してしまった
『塩止め事件(しおどめじけん)』 「万治元年(1658)」

海が近い新発田藩は会津藩に塩を送り
良質な塩が取れなかった会津藩は、新発田藩にロウソクを送って
両藩の商人はお互いを助けあう仲でした

ですが、ある時から会津藩の商人からロウソクが届かなくなり・・・

(話によると会津でも塩が取れるようになり、わざわざ山を越えて塩を運ばなくても良くなったとの事)

お互いの商人どうし「やり取りが無くなった」その時の事でした。


今度は商人の間ではなく「会津藩」から直々に書状が届き
『塩は戦の備え、新発田藩の行為は会津藩に対する敵対とみなす』

とは言っても
それらの問題は会津藩と新発田藩の商人同士の話で
「会津藩」「新発田藩」いわば「藩」の問題ではなく「商人」の話・・・

ですが会津藩は徳川将軍の血筋で23万石の大藩
いっぽう新発田藩は6万石の外様大名
とてもとても新発田藩が正論を言っても、かなう相手ではございません。



井上久助さんは、自らの父である「八左衛門正実」さんの代から
新発田藩、初代藩主『溝口伯耆守秀勝公(みぞぐちほうきのかみひでかつ)』
の功臣として使え、久助5歳の時に病に倒れてしまいます。

ですが秀勝公はこれを心の底からなげき痛み、まだ幼かった井上久助に
跡目を継がせ一族郎党すべて面倒を見てくださった溝口秀勝公に
井上久助は恩義を忘れなかったのでしょう。

そうして井上久助さんは恩義ある藩主秀勝公の為に、新発田藩の為に、
愛する家族の為に・・・

『私腹を肥やす為にやった』と「罪なき罪を」自らかぶることによって
新発田藩を救ったのでした。

お経の中に「知恩報恩(ちおんほうおん)」「恩を知り、恩に報いる」
誇りある「烈士井上久助」さん。

努力する事が、あたかも愚かであるかのように考えられてしまう今の世の中に
この井上久助さんの尊く光り輝く勇志「恩義」すばらしい事です。

新発田に住む私達が特に、忘れてはならない事柄でした。

みんなでお参りさせていただきました。





井上久助さんのご子孫。
井上久さんとお母さん。
300年以上経っているのに、これも井上久助さんのご遺徳ですね。
「皆で今日お参りさせて頂きます」とお伝えしたら
お仕事を休んでまでお越しくださいました。
 
 
 
 
 
当山の檀信徒の皆さんお忙しい所ありがとうございました。
 
 
 

お経の後で井上久助さんのご子孫を囲み、ささやかなお茶飲み会です。


新発田市の総務部から取材に来てくださった関根さん。ありがとうございました。


檀信徒の皆さん。
坂本さん 中台さん 寺尾さん 伊藤さん 岩橋さん 斎藤さん 若林さん・・・

本当にありがとうございました。
井上久助さんも、きっとお喜びの事だと思います。


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  • 投稿日: 2012年10月10日

今日夕方のこと。
当山の近くに住む檀家の娘さんがお寺に来られました。

明日、このお姉さんの実のお父さん「一周忌」法要で、
法事にお供えするお花を、お持ちになられたのです。

実は「このお父さん」私にとっても本当に有難く励まされた檀家のお父さんでした。
いわゆる昔ながらの「おっかないけど暖かく、心優しいお父さん」でした。
(本当に助けて頂いてありがとうございました。)


そんなお姉さんが・・・
『お寺さんホームページ拝見しました。^^』
色々と勉強会やイベント、行事をやられていらっしゃるのですね♪
「ありがとうございます」
この間、お話しいただいた『写経用紙(しゃきょうようし)』
私にもいただけませんか?私も挑戦してみますね。

との事でした。


『お寺さんホームページ拝見しました。』
勉強会やイベント、行事・・・「ありがとうございます」


私の方が「ありがとうございます。」でした!

中学を卒業してから僧侶の道に入り、この20年。
「あちこち」にぶつかって転んで、立ち上がって・・・
まだまだ「鼻たれ小僧」ですが、これからも一生懸命頑張ります!

このお姉さんの「ありがとうございます」が本当に嬉くて涙が出そうでした。
重ね重ね、私の方がありがとうございます。


このお姉さんが言った「写経用紙(しゃきょうようし)」とは
 
 
 


今までの写経は「筆」で書く (かしこまって・・・) の感じでしたが
大人から子供まで、誰もが挑戦出来るようにボールペンや万年筆で
写経が出来るように致しました。
お寺に納めて頂いた写経用紙と納経料は責任をもって
皆さんの気持ち「心のお布施」を『必要とされている所』にお届けさせて頂きます。

みなさんの「気持ち」が必ずや、その方々の所へ届くはずでしょう。

これからも一生懸命がんばりますので宜しくお願い致します。


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  • 投稿日: 2012年10月05日

今朝は当山の『盛運祈願会(せいうんきがんえ)』&『一日参り(ついたちまいり)』の日です。

台風の影響で、あいにくの雨でしたが・・・。

その反面、プラス思考で考えれば
目に見えない汚れが雨のお陰で浄化され、とっても緑がキレイです。


 


当山では毎月1日の朝に7時より本堂に於いて
『盛運祈願会』&『一日参り』を行っています。




簡単に申しますと、今月の日々も健康で事故なく怪我なく安穏(あんのん)に
過ごせますようにと日々の感謝と共に御礼のご挨拶&お願いに訪れる行事です。


朝7時ちょうどにゴーン♪
皆で一緒にお経を読みます。その後、御祈祷・お焼香と「お願いごと」をして
本堂の仏様に「いつも御守りいただいてありがとうございます」感謝の念をささげます





今月の「おふだ」と新聞を頂いて



『お題目(だいもく)』南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)を
太鼓と共に一心にお唱えします。

皆さん朝から清々しい♪


法要が終わると、副住職から法話があります。
今朝は新潟県の片貝地方(かたがい)の花火をモチーフにしたお兄ちゃんと妹の実話を映画化。
話題になった涙の止まらない映画
『おにいちゃんのハナビ』を題材にした法話でした。

妹「華」の病気療養の為に東京から新潟の片貝へ引っ越してきた家族。
「華ちゃん」のぜんそくは良くなりつつあるがお兄ちゃんは友達が出来ず引きこもりがち・・・。
何とか、そんなお兄ちゃんを助けようと妹の華が立ち上がる。
そんな華ちゃんに「立ち上がる」きっかけをもらい前向きになる兄
その時、大事な妹は病の末、この世を去る。
亡くなった妹「華ちゃん」の為に全身全霊で頑張る兄。
寝る暇を惜しんでアルバイト。妹の見たがっていた真っ赤な花火を上げる為。
そんな兄の元へ新たなる仲間が集まる。
大事な人の為に「やっている様で」じつは「自分が救われている」ことを知る兄。

私達のお唱えする経・お題目もご先祖様の為に行っているように見えて
じつは自分自身の為に行っていて、新たなる感動が生まれている筈です。
気付く(築く)気付かない(築かない)本人の努力次第ですが、出来れば真実の眼・優しい瞳で世の中(現実)をかいま見れる様な人になりたいですね♪

皆さんお気軽にお参り下さい。
朝7時(時間厳守にて)お待ちしております。

  • カテゴリー: 未分類
  • 投稿日: 2012年10月01日
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