あの松の見える山に法華の寺を建てよ

仏像のお洗濯(修復)


昨日、10月27日の明朝のこと。本堂の仏さま。
新しい本堂に建て替えられてから初めて・・・。
約19年振りに宝前御(ごほうぜん)から前机に降りて来られました。


歴史をたどってみると法華寺は
慶長3年(1598)の3月に落慶(建立のお祝い)をして414年・・・。
文政11年(1828)4月に火災にあい全山焼失・・・。 (縁起参照)

お弟子さん達の懸命な救出作業により仏像は運び出されましたが
この時に、だいぶ痛んだのではなかろうかと推測されます。

この414年の間に色んな出来事があったでしょう。
長い間、お寺を守り続けて下さった仏さま。
長い月日の間にところどころ痛み、お疲れになって・・・。

いよいよお洗濯(修復)させていただく事になりました。

・上行菩薩  (じょうぎょうぼさつ)
・無辺行菩薩 (むへんぎょうぼさつ)
・浄行菩薩  (じょうぎょうぼさつ)
・安立行菩薩 (あんりゅうぎょうぼさつ)
・文殊菩薩  (もんじゅぼさつ)
・普賢菩薩  (ふげんぼさつ)
・妙見菩薩  (みょうけんぼさつ)
・三十番神  (さんじゅうばんじん)

この仏さま8体を修復・お洗濯する事になりました。

まずは414年。1日も欠かさず、お寺を守って下さった仏さまに
『感謝のお経』を捧げさせていただきました。




仏さまのお洗濯がとどこおりなく行われること
仏さまの留守中に難が訪れないように
今後ますます当山の発展と檀信徒の皆さんの笑顔が溢れますように
住職と副住職とで精いっぱい御祈祷をしました。

仏像の塗りが剥げた箇所は塗り直し痛んだ所は修復
火災の折に破損してしまったところは新たに作り直して・・・

年内中には綺麗なお姿でお戻りになられるそうです(^^)
  • カテゴリー: 未分類
  • 投稿日: 2012年10月28日
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