(2012年9月3日版)の「広報しばた」に法華寺にお眠る
『丹羽伯弘(にわはっこう)』さんの記事が載っていました。



丹羽伯弘は18世紀後半に活躍された方で
新発田に学問所を作っり、藩主の命により江戸に留学された方です。

宝暦11年(1761)新発田藩8代藩主となった『溝口直養候(みぞぐちなおやす)』の命に従い
文政7年(1824)には「積善堂(せきぜんどう)」を
江戸より帰国後「学半楼(がくはんろう)」などを開きました。

「学問は自己の名声にあらず、先人の智恵を知り、人の道を説くものなり」
と教育の基盤を作られたのも丹羽伯弘です。

またこの頃に新発田藩8代藩主・溝口直養候は学問所のほかに
医学館設立などの命をくだし新発田藩の礎を築いた藩主でもありました。

 
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  • 投稿日: 2012年09月26日



DeAGOSTINI(デアゴスティーニ)『週刊 江戸61』 (2011/3/29版)に、法華寺境内にある
「井上久助(いのうえきゅうすけ)」が新発田藩の窮地を救ったとの特集がありました。





こちらが当山境内の実際の写真。
灯篭をお供えさせていただきました。




新発田藩を自らの命と引き換えに救った『烈士井上久助』さんの御命日は
万治3年(1660)10月10日です。
当山では午前11時から井上久助さんの碑の前で追善供養のお経を捧げます。
皆さん一緒にお参りしませんか?
 
 
 
 
 
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  • 投稿日: 2012年09月23日

19日に行いました「法華経経講義」のレポートです。
この講義は平成21年のお正月から始め、はや39回目になりました。

檀信徒の皆さん、私のバイク仲間や飲み仲間と「和気あいあい」と楽しく勉強しています。

・ふだん「お経」に触れる機会がない。
・「お経」は読むけど『いったいなにが説かれているの?』

って思った事はありませんでしょうか?

『何が、どのようにありがたくて、私にとって何になるの?』

↑そう考えるあなたは!すでに法華経に選ばれたご縁の深い方なんですよ!!!
「なにが書いてあるか解らないこそ」一緒に、楽しく勉強しましょう ¥^^v


先回おこなった講義の内容をご紹介いたします。
法華経の『薬草喩品第五(やくそうゆほん)』の「三草二木の譬(さんそうにもくのたとえ)」


今の世の中は、学歴社会や「しがらみ」だらけです。
当然、勉強に限らず「努力すること」事態に意義があるのですが・・・。

ですが、解っていても・・・
「1回の説明で理解し飲み込める人」 と 「何度も何度も失敗しながら努力して出来る人」
「優秀な人」 と 「そうでない人」 ・・・などと偏見に似た目で見ていませんか?
このように考えてしまいがちではありませんか?
実際にあなた? 私? はどうでしょう???

この『薬草喩品第五(やくそうゆほん)』の「三草二木の譬(さんそうにもくのたとえ)」では・・・

上中下・大中小の違いがあって当然。
世の中「差別(しゃべつ)」があって「平等」と言うのです。

差別があって平等???
と思ってしまいますが、そこにはこんな意味があるのです。

人間なんでも平等にと言うのが一般的ですが、そこには『分相応』「個性」があるのです。

大木沢山の水を吸い。沢山の日光を浴び。沢山の栄養を大地から吸収します。
中木中位の水を吸い。中位の日光を浴び。中位の栄養を大地から吸収します。
小木少量の水を吸い。少量の日光を浴び。少量の栄養を大地から吸収します。
このように個性があり分相応な必要とする分量があるのです。

1回で何でも出来てしまう子もいれば
何度も失敗を繰り返して、体で復習して頭に入り学習していく子も居ます。
1つの考え・1つの方法だけではなく、各々の個性・性質・過程がある筈。

だからこそ結果だけでなく「個々の頑張り様を尊重」しながら、見守る必要があるし
1度で頭に入る子は、もっと自己を研鑽し能力を高めるよう努力し
出来ない子は出来ないなりに、出来るように努力しなければならないのです。

ここで勘違いしてはいけない事は「出来ないから、もうやらない」はダメと言う事です。
今は出来なくとも努力する事で、あなたは必ずできる!
『諦めずに努力をし続けなさい』ここにあなたにとっての学びと悟りがあるのですよ!
と説かれるのです。

等しく「慈しみの雨」を注いでも、それぞれの吸収と成長に違いがあって当然の事
「差別があって平等」と言う事なのです。


歌手の槇原敬之さんの歌に『世界に一つだけの花』があります。

そうさ僕らは 「世界に一つだけの花」 一人一人違う 種を持つ
その花を咲かせることだけに 一生懸命になればよい

小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから
NO、1に ならなくてもいい もともと特別なOnly one

人と比べられて頑張ることはしても、悔む事はないのです。
日々これ精進・・・



講義に参加ご希望の方は0254-22-2981「法華寺」までご連絡ください。

毎月19日 18時30分 法華寺本堂にてお経・御祈祷
       19時より  客間で法華経講義(20時30分まで)

※筆記用具をお持ちください。会費無料 (初回のみテキスト代3000円頂戴いたします)
  お茶の接待等 一切ございません。必要と思われる方はご持参ください。     
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  • 投稿日: 2012年09月21日

9月10日・11日と、石巻市と南三陸町へ震災の慰霊法要に伺った時の記事が産経新聞に載りました。
先回お話した通り、かなり復興が進んでいる地域と、そうでない地域・・・。
街中と、そうでない所は「ここまで違うのか?」という真実を目の当たりにしてきました。

あさって19日水曜日には、法華寺・本堂で10時から「秋季彼岸法要」が執り行われます。
案内には新発田藩の窮地を救った「井上久助(いのうえきゅうすけ)」の話の予定でしたが
ご縁を頂いて震災現場を訪ねる事が出来ましたので「震災現場の現状」を写真など、写してきた資料を参考に、檀信徒の皆さんにお話させて頂いて「私達は、いま何が出来るか?」
一緒に勉強して行きたいと思います。













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  • 投稿日: 2012年09月17日

昨日(9月10日)より宮城県は石巻市・南三陸町に慰霊法要をさせて頂こうと、日蓮宗のお坊さん20数名と震災の現場に行って参りました。
 


大川小学校の慰霊碑の前での法要。
大川小学校ではかなりの生徒さんの犠牲者が出ており、その中で4人の生徒さんが、いまだ行くえが見つからないとのことでした。私たちがお経を読んでおりますと手を合わせる女性が2人。
行方不明の4人の生徒さんの中の1家族、お母さんとおばあさんだそうです。
正直、お経を読む声が涙で途切れそうになりました。
はやくご家族の元へお戻りになれるよう願うばかりです。






今朝(9月11日)からは南三陸町を視察させていただきました。まだまだ瓦礫の山や、船があちらこちらに座礁している状態。



「防災対策庁舎」
42名の職員の方々の内、32名の方が殉職し尊い命が奪われた所です。



写真では分かりづらいですが、森の杉林の茶色く変色した高さまで津波が押し寄せてきたそうです。
私達がテレビなどで見た事・聞いた事・知っている事柄とは違い、想像もつかない程の被害・・・。
20メートルを超す津波が約30キロのスピードでやって来て、第一波・第二波・・・。
引き潮は、来た時の3倍の約90キロのスピードで海に引きずって行ったそうです。


「慰霊法要だから」と言って最初は『被災地に行って良いものか?』と半信半疑でした・・・。
地元の方々の心情を察しますと答えが出てきませんでしたが、現地の方々とお話をさせて頂いて「今ある現実の姿を沢山の人たちに伝える」と言うことの大切さが改めて確信できたように思います。



まだまだ復興とは行きませんが皆が頑張っています。『やらなければ何も始まらない。』
今回の慰霊法要・視察に参加して、大災害に実際にあわれた現地の方々から本当の意味での
「現実の姿」を教えて頂いた気がいたしました。


ほんの少しずつですが、それでも少しづつ・少しづつ復興に向かっています。新しい木を加工して建物を作る現場を見たら、何だか安心に近い感情が込み上げました。 これからだなぁ^^w
希望の光も見えて来たような気がします。我々が出来る事から「まず始めましょう!!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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  • 投稿日: 2012年09月11日
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