あの松の見える山に法華の寺を建てよ

令和5年9月の法華経講義(第137回)

毎月19日は法華寺に勧請される「末法総鎮守 七面大明神」様の御縁日ですが✨今日9月19日は「御正当の大祭Day📅」(*´ω`*)と言いつつも朝から法務で忙しく💦御報恩読誦会が出来なかった(/ω\)💔お供え物はウチの奥さんにお願いしておいたけど🎁七面さま申し訳ありませんm(__)m18:30参詣の皆様と法味言上🎤
第137回目の法華経講義📝法華経第27章『妙荘厳王本事品まとめ』

妙荘厳王本事品第二十七

㉕普門品…救いに目を向ける事(求める姿)

㉖羅尼品…衰患と守護(必ず守擁護される姿)

㉗厳王品…邪見(家族の絆)を対象にして説いた。妙荘厳王本事品の「前半」は母親・「中半」は四人の家族・「後半」は妙荘厳王について。社会の中で差別・抑圧された人々が居る中で法華経は説かれていた。本章では、その中でも少し上の階層の話で家族の絆が説かれている。

遥か昔、雲雷音宿王華智仏の時代に妙荘厳王と言う王様が居た。夫人の名は浄徳で浄蔵・浄眼という二人の子供が居た。この二人は仏教を学び「六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)」など悟りに至った。この二人の影響で宮殿に居た奥女中はみな法華経を信受し①浄蔵は悪い所に陥らない「離諸悪趣三昧」を体得。②浄眼は「法華三昧」を体得。③浄徳夫人は仏達の功徳を集めた「諸仏集三昧」を体得。

次に子供達は様々な神変を起し「バラモン教のみを信仰している父」、妙荘厳王を教化した。この時の二人が前世に於いて既に無数の仏の元で、限りない功徳を達成していた薬王菩薩・薬上菩薩であることが明かされる。

《親子の上下を超えた善知識》…善知識とは仏の行い。その者にとって一番良い教えを示し喜ばせて仏の悟り「正覚」へと導く。父である妙荘厳王が善知識によって自分の邪見な心が変り、仏道に安住する事が出来たのは二人の息子、浄眼・浄蔵の導きによるものだった。本章では子供による親の教化が説かれたのである。

通常では親が子に躾をするが、その真逆の形で仏の教えが上下関係を超えたものであることを示す。

「妙荘厳王」…《華徳菩薩》へ。「浄徳夫人」…菩薩。浄蔵…(心の中に清浄な気持ちが満ち溢れているという意)薬王菩薩。浄眼…(一切の物事を清浄な目で見る事が出来るという意)薬上菩薩。

妙荘厳王は邪見・憍慢・諸悪の心を捨てられずに居たので浄蔵(薬王菩薩)・浄眼(薬上菩薩)が善知識を以て知らしめた。

※今の私達も過去に妙荘厳王の様に気付かなかった。序品で語られた通り自分の過去に愕然とた様に自分の過去を知り反省し今があることを再確認する。

※教を説く者・説かれる者という関係でこれまでの章は説かれていたが妙荘厳王本事品では「家族の絆」が説かれている。

『身の上より水を出だし、身の下より火を出だし、身の下より水を出だし、身の上より火を出だし、或いは大身を現じて虚空の中に満ち、しかもまた小を現じ、小にしてまた大を現じ、空中に於いて滅し、忽然として地にあり、地に入ること水の如く、水を履(ふ)むこと地の如し』

善知識をもって邪見・慢・諸悪の心を捨てさせること。親子の上下を超えて教化していくことが説かれたのである。

次回の法華経講義は11月19日開催🎵10月はお休みします

  • カテゴリー: 未分類
  • 投稿日: 2023年09月21日
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