あの松の見える山に法華の寺を建てよ

令和4年8月の法華経講義(第127回)

お盆が終わり「ほっ」とした気持ちと何だか寂しい気持ちと(;^^)鈴虫が鳴き🐛朝晩の気温がだいぶ過ごし安くなって来ました(^^)/毎月19日は「悪い心(虫)を封じる七面大明神」様の御縁日💗午前11時からは「報恩読誦会」。18時半からは「お経の内容について学ぶ法華経講義」( ..)φ今回で通算127回。『妙法蓮華経 観世音菩薩普門品第二十五』の第4回目💡特に私の画像に意味はありませんが…たまには出演してみたい(;´з`)次回は《恐れる必要はない必ず守護する》と誓願された『陀羅尼品第二十六』。

観世音菩薩普門品第二十五まとめ

七之巻・八之巻では仏ではなく菩薩が主人公となる。親が居なくなった今、私達は 誰から学び、何を考え・行い・理解しなければならないのか?周りの物は正しく見えているだろうか?見えているつもりでも、見えていないことが多い。

無尽意菩薩が釈尊に観世音菩薩について尋ねることから本品が始まる。釈尊は「多くの衆生が苦しんでいる。彼らが一心に観世音菩薩の存在を知り一心に観音の名前を称えれば、観音は直ちにあらゆる手段を尽くして苦悩から解脱させてくれる。その菩薩の名称を得たのだ。」と答える。続いて観音の救済の事例を述べる。観世音菩薩は世の中の音(苦悩の声を)観る仏。

『他難』(他から受ける難)…火難(放火)・水難(洪水)・風難(海難)・剣難(殺害)・鬼難(悪鬼)・獄難(冤罪)・賊難(盗難)・淫怒痴・子授け…等。どのような災害に遭っても観世音菩薩の名を念じれば必ず御守護を頂き、願いが成就し災いから免れると説く。観世音菩薩の名を唱え念じることで三毒(貪りの心・瞋りの心・痴な心)除災する。

『自難』…自分の中から出る難。

「三十三化身」…その人の為に形を変えて教えを説く。

妙音菩薩は三十四化身…「自行」→自分の修行の為に姿を変える。観世音菩薩は三十三化身…「化他」→相手が解り安いよう姿を変える。※妙音菩薩の三十四化身と観世音菩薩三十三化身。多い少ないではない。

妙音菩薩は「自分を変えることで相手を変える。自分が変われば相手が変わる。」

観世音菩薩は「相手の気持ちに合わせ自分の姿を変える。」

妙音菩薩は「偏見」が盛んな地方(東)から来て体が大きく「清浄な心」偏った見方をしない菩薩である。

普門品は救いがテーマ「人々にヒントを与える。」

「称名…祈り」口に唱える。「念仏…心にえがく手立て」心で念ずる。観世音菩薩を通して釈尊の教えを得る。※仏が居なくなった後、諸天が法を説く。

観世音菩薩は数多くの仏に仕え海より深い誓願を起した。「観世音菩薩の名を聞き、心に念じ、一生懸命に過ごす者のあらゆる難を滅する」こと。人々が困難や厄災に見回られた時、観音の名を念ずれば(念彼観音力)どのような状況でも、何処へでも出現して苦悩より救う誓願だった。

無尽意菩薩は観世音菩薩に対し瓔珞(首飾り)を供養したいと申し出たが観世音菩薩は受けて取らなかった。再度、差し出した時に釈尊が一言を添える「ここに居る全ての人々を憐れんで受け取りなさい。」瓔珞を受け取った観世音菩薩だが、何と首飾りを二つに分け釈尊と多宝如来の塔に差し出した。観世音菩薩は「施無畏者(せむいしゃ)」。数多くの仏に仕えることにより修行し誓願を尽くす事が出来た。この様な誓願を実践できるのも釈尊や多宝如のお陰であると「報恩」を感じ私の努力の賜物ではないと考えたのである。

私達の身に「災いが降りかかれば誰かを悪者」にし「幸福が訪れると《有難い》と感謝もできず、逆に「当たり前」と勘違いしてしまう。今ある幸せに感謝し菩薩の道を歩まなければならない。

  • カテゴリー: 未分類
  • 投稿日: 2022年08月20日
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