平成30年4月の法華経講義
毎月19日は七面大明神様のご縁日♪と言うことで御宝前の仏様にお供え物です( ^^) U~~午前11時からは「いつもお導き下さって有難うございます」と感謝を込めて御報恩の読誦会♪午後6時半からは一切経の経王とされる法華経の内容を理解する為の勉強会( ..)φメモメモまずはご参加の皆さんでお経をあげて唱題行♪心がスゥ~と軽くなりますよ(‘ω’)ノ午後7時。大広に移って勉強会。今回から分別功徳品第十七に突入です(*^_^*)
「分別功徳品第十七」あらすじ
釈尊の寿命が永遠であることを聞いた仏弟子の功徳は量り知れない。その人々が得る功徳を分類(分別)して説くのが分別功徳品第十七。
『門持陀羅尼』…教えを記憶して忘れない能力
『楽説陀羅尼』…聞き手に応じて教えを自在に説く能力
『旋持陀羅尼』…百万憶という数多くの人を教化する能力
※ここまでが「一品二半」壽量品一本と従地涌出品の後半と信解品の前半。
「仏の寿命は長遠、かくの如なるを聞いて乃至よく一念の信解を生ぜば所得の功徳、限量あることなけん。」(仏の寿命が永遠であることを聞き一念でも信じ理解する事が出来れば、その人の得る功徳は限りなく大きい)
「一念」でも「理解」する…一念信解。一念信解の功徳の大きさを五波羅蜜という修行法で表す。
- 壇波羅蜜・布施…仏様や弟子達に食料・服や寝具・お寺を施す。
- 尸羅波羅蜜・持戒…仏様の戒律を守る
- 羼波羅蜜忍辱・忍辱…増上慢に軽しめられ悩まされても耐え忍ぶ
- 毘梨耶波羅蜜・精進…志を堅く持ち修行に励み怠け心を起こさない
- 禅波羅蜜・禅定…無上道を求め常に心を乱さず落ち着かせる
気の遠くなる様な長い時間、修行するより釈尊の寿命が永遠であることを信じる「一念信解」の功徳が優れる。(時間の長さ短さは関係なく教えが解ったと言う事に意味がある)
釈尊が滅後に人々が行うべき修行と、それによって得られる功徳が述べられ
「もしこの経を聞いて毀訾(壊す・そしる)」せずして随喜の心を起こさん。まさに知るべし、すでに深信解の相となずく。」(仏の滅後に法華経を聞き、謗ることなく喜びの心を起こしたのならば、それはすでに法華経を深く信じ理解する姿なのだと知りなさい)
※決して退くことなく教えを説き、汚れのない清らかな教えを説かなくてはならない。
これを「初随喜」と言い「一念信解」とあわせ法華経信仰の要とされる。
五波羅蜜に続き六番目の修行法(六波羅蜜)
- 般若波羅蜜・知恵…理屈で考える事ではなく心の動きで感じる。六波羅蜜の修行を行う者は大空の広がりのような計り知れない功徳を得る。
「もし、ある人が法華経を読誦し、受持し、他人の為に解説し、自らも書写し、そして他人にも書写させ数々の供養を行い、よく戒律を守り、忍辱強く常に心が平穏で、よく精進し、優れた知恵を収めたとしよう」と前置き「弥勒よ私の滅後に法華経を受持し読誦する者の功徳は、この人と同様である」と。
この人はすでに最高の正しい悟りに近づいているのだ」と仰る。
壽量品の教えを聞いて、何を考え、どう行動するかを示唆し、理解から実践に移させるのが分別功徳品のテーマ。
※講義では一般の方が解りやすいように「例え話」を交え、もっと噛み砕いて勉強します。みんなで生きるヒントを掴み取ろう(‘ω’)ノ