平成29年4月の法華経講義
深々と積もる雪の季節を乗り越え、耐え偲んだ枝先からは新芽がきれいな花を咲かせ私達の心を躍らせます。
私達、人間も愚痴や文句ばかり言わず、感謝と敬いの心を咲かせたいものですね(#^.^#)
今日19日は法華寺に勧請の「七面大明神」様のご縁日。18時半から法華経講義の日です!
檀信徒の皆さんがお集りになり皆でお経を読んで「信心堅固に読誦行」と「法華経の研鑽」を行う日。
昨日・今日と法務でバタバタだったので昨日の夜中に予習と復習をしておきました(^^;)
今日の内容はこちら♪ 従地湧出品からの連関と壽量品の「非滅現滅」について。釈尊は19歳で出家され30歳で成道(御悟り)を開かれると言う生涯を踏まえた上で「永遠なる生命が示される」。インドに『応現のお釈迦様』と久遠の昔に実際に成仏された『久遠実成のお釈迦様』。生老病死の「四苦」を目の当たりにして、それに対して地位・名誉・財産・一切を捨て出家し長い長い年月を費やし、いかなる障害をも乗り越えて、ついに解決を見た。
「成仏された」…今までに経験をした事が無い清々しい喜びの世界、真実の御自身の姿をハッキリと観た。それは時間・空間を超えた広大な生命。「空間的」&「時間的」要素を超越した釈尊は始まりもなく終わりもない『無始無終』…始まりがなく終わりもない生命である。これによって生老病死の四苦を超越し過去・現在・未来と言う仏の時空を広げる。もともと仏であった久遠の本仏が人々を救う為に人間の姿となって、この世に現れたことになる。
※長い間、疑問や問題が宗教的に解決した時、他者の為に解決してあげれた時に、世間の喜びとは異質の何とも云えない清々しく満たされた喜びを味わえる。これこそが成仏した時の仏の喜びなのでしょう。仏様の浄土は私達に想像すら出来ない位に浄く清々しい魂の底から味わう永遠の境遇(喜び)でしょう。壽量品の『滅不滅』現実には滅せずとも非滅現滅を表す「難遭の想いを生じ心に恋慕を懐き仏を渇仰してすなわち善根をうゆるべし」。今回の講義はこんな内容でした(^^;) ここに書くと難しいですが、言葉で説明すると結構解り易いのです!