2月11日のこと。荒行堂から自坊に戻り、明日2月12日には『無事に修行を終え、生きて帰って来れたこと』のお披露目をする「帰山報告式」。その準備に取り掛かりますが、よっぽど寂しかったのでしょう「お父さん。もう修行にいかないんでしょ?」と、しきりに繰り返す息子。そばから離れません(^_^;)
今まで帰山式と言えば・・・。私の師父が中心となって御寺院さんにお手伝いを頂いて準備を行ったのですが、今回は違います。法華寺の役員さんが中心となって、住職の私の為に檀信徒とボランティアスタッフがゼロから作りだす、どなたでもお参りし・体験できる「一般参加型」全く新しいスタイルの帰山式。私の留守中に何度も何度も足を運んで下さって緻密な計画をして下さったそうです。

11日のお昼から最終準備に皆さんお集まり下さいました♪ 
まずは境内の雪かきから始まり、修行を終えた僧侶・水行を体験する一般参加者。合わせて21名分の水行場この日は生憎の猛吹雪(*_*; そんな中一言の文句も言わず檀信徒とボランティアの皆さん、それぞれが力を合わせ1つの目標に向かって一致団結!
大広間では帰山式当日に振る舞う「おしるこ&甘酒」・「福まき」のお菓子や縁起の品の袋詰め準備♪
私の担当は本堂で行中にお経を上げ続けた御守護神や龍神様の幣束、御守りのおふだを準備。御宝前の飾り付けを行いました。
お父さんが寂しくないようにと片時も離れません(*^_^*)

「1つの仏事を皆で協力して作り上げる」・・・。こう言う世の中だからこそ、この時代に応じた「お寺作り」。皆さんに協力して頂ける法華寺の住職を務めさせて頂いて幸せです。

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  • 投稿日: 2018年02月21日

昨年の11月1日より入行しました『日蓮宗加行所(にちれんしゅう・けぎょうしょ)』・通称「大荒行堂(だいあらぎょうどう)」。更新が遅くなりましたが今月10日に無事成満する事が出来ました(*^^)v午前6時に壱百日振りに開かれた「この世と結界の世」を隔てる『瑞門(ずいもん)』そこを通ればお題目を唱和する声と懐かしき顔触れに、そっと胸をなでおろし涙があふれ「やりきったんだなぁ!」っと100日間の行が本当に終わったのだと実感する瞬間でした。正中山法華経寺の奥の院や境内の御練りが終わると祖師堂に移り成満会今回の私の行は四百日目の再々行、万物の創生を司る「水神相承」の体得と「全堂木鉦師」と言うお役目。100日間お経を読むリズムの拍子をとる役。
ずっと隣で正確にお経を読み続けてくれた北海道の江畠上人・宮崎の吉田上人に感謝を込めて♪成満会のお経のリズムもバッチリ決めました(*^^)v修行が終わり我が子を抱ける喜びと、寂しい思いをさせてしまった罪悪感と入り混じりますが・・・(+_+)
精一杯の愛情を降り注いで、はやく息子の不安を取り除けるように努力します!こうして振り返ると、普段「当たり前の生活」が実は当たり前ではなく、感謝しなければならない尊く有難い「一瞬・一瞬」の連続なんだなぁ♪っと肌で感じます。

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  • 投稿日: 2018年02月21日
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