三十番神の修復完了
今朝、約5ヶ月ぶりに「三十番神」さまが法華寺にお戻りになられました^^v
(平成23年10月28日ブログ参照)
お洗濯(修復)の前はこんな感じ↓
私、副住職の推測では^^;
この御仏像は当山が文政11年(1828年)に火災により全山焼失し
その10年後、天保9年(1838年)に、開基大檀徒の
坂井式部秀政(さかいしきぶ・ひでまさ)のご子息
坂井数馬(さかいかづま)が奉納されたものか?
法華寺の火災から逃れたお仏像を修理して納められたもか?
いづれにせよ火災により縁起一切が不明になってしまいました。
「三十番神」と言うものの・・・
御釈迦様(おしゃかさま)・多方如来(たほうにょらい)
日蓮聖人(にちれんしょうにん)と23体の番神様(ばんじんさま)で
人数は足りませんが、火災より175年という長きに渡り法華寺を御守護して
頂いた三十番神さまです。
この度、修復(お洗濯)が完了して^^ 見違えるように生れ替わりました↓
御釈迦様・多方如来・日蓮聖人の三宝尊も神々しい♪
お厨子の裏側にはご奉納頂いた年月日と御名前、坂井数馬さま
修復した年月日と時の住職名を記させて頂きました。
修復してくださった愛知県の「宗教美術工房」の修復師さんも
修復前とは違い、1体1体の仏様の顔の表情があらわれ
現代作られている仏像と比べ物にならない位の表情のありように
正直おどろきました。
当時の仏師の「匠」の力、勉強になりました。とのことです。
ブログでは表現できないのが残念ですが、法華寺にお越しの際は
実物の三十番神様を目の前に是非、手を合わせてお参り頂ければ
番神様もお慶びになることと存じます。