平成30年11月の法華経講義
毎月19日の18時半からは法華経講義。お経には、どんなことが説かれているのだろう?専門用語を使わずに解りやすく一緒に勉強します!まずは今日の勉強するところのお経を読んで下準備(^^)/19時。広間に移っていよいよ法華経の内容の勉強です♪今月は法華経の第十九章【法師功徳品(ほっしくどくほん)】
分別功徳品第十七に説かれる釈尊の在世と滅後の修行(四信五品)の功徳 随喜功徳品第十八に説かれる一念随喜の功徳。
修行者が修行中に得る「因の功徳」を説いたが、法師功徳品第十九では修行者が修行をまっとうして得る『六根清浄』「果の功徳」(眼耳鼻舌身意の清浄)を説いた。
【六根清浄】
- 「眼」 両親から受けた肉眼 世俗の目で阿鼻地獄~有頂天迄くまなく見える「天眼」
- 「耳」 あらゆる世界の様々な音や声を聴く「天耳」
- 「鼻」 全世界のあらゆる香り、修行の様を悉く聞き分け所在を知る
- 「舌」 すべて美味なものになり説法し人々に美声が染み込み神々も歓喜する
- 「身」 美しい瑠璃色に輝き清らかな身体になり菩薩や仏が説法する姿が身に現れる
- 「意」 清浄な意をもって説いたのならば計り知れない意義を理解できる
※滅後に法華経を受持・読・誦・解説・書写したのならば清浄な「意の功徳」が授かる
【五種法師】
- 「受持」 教えを常に心にとどめ永く受け持つ信仰
- 「読」 お経を読む
- 「誦」 お経を暗唱すること
- 「解説」 人々にお経を解りやすく説くこと
- 「書写」 お経を書き写すこと。後世に書き留める為に
法華経の受持こそが法師功徳品に説かれる六根清浄に欠かせない条件。
法師功徳品以外にもこれらの修行の大切さが繰り返し説かれるが、釈尊の滅後(自身の)亡くなった後の事を考えて法華経(拠り所)は説かれた。
【一々文々是真仏】 お経の一文字・一文字が仏様の御意(みこころ)でありお姿。
本品の要点は法華経のより具体的な実践法として「五種法師」を説き、これを修する者が得る功徳として「六根清浄」を説く点にある。
宗祖も五種法師の第一は「受持(正行)」であり、後の四つは(助行)法華経受持を助けるための修行とされた。
法華経を受持しているのならば私たちの日常生活そのものがお釈迦様の「真実の教え」に相違ない。法華経に対する信心を確かにしお題目を唱え、教えに示される生活をすることで即身成仏(その身そのまま仏の姿になる)し素晴らしい功徳を得るに至る。一緒に勉強できて嬉しい限りです!初参加のお二人様、楽しかったですか?どうもお疲れさまでした(^^)/