東日本大震災から一年半
大川小学校の慰霊碑の前での法要。
大川小学校ではかなりの生徒さんの犠牲者が出ており、その中で4人の生徒さんが、いまだ行くえが見つからないとのことでした。私たちがお経を読んでおりますと手を合わせる女性が2人。
行方不明の4人の生徒さんの中の1家族、お母さんとおばあさんだそうです。
正直、お経を読む声が涙で途切れそうになりました。
はやくご家族の元へお戻りになれるよう願うばかりです。
今朝(9月11日)からは南三陸町を視察させていただきました。まだまだ瓦礫の山や、船があちらこちらに座礁している状態。
「防災対策庁舎」
42名の職員の方々の内、32名の方が殉職し尊い命が奪われた所です。
写真では分かりづらいですが、森の杉林の茶色く変色した高さまで津波が押し寄せてきたそうです。
私達がテレビなどで見た事・聞いた事・知っている事柄とは違い、想像もつかない程の被害・・・。
20メートルを超す津波が約30キロのスピードでやって来て、第一波・第二波・・・。
引き潮は、来た時の3倍の約90キロのスピードで海に引きずって行ったそうです。
「慰霊法要だから」と言って最初は『被災地に行って良いものか?』と半信半疑でした・・・。
地元の方々の心情を察しますと答えが出てきませんでしたが、現地の方々とお話をさせて頂いて「今ある現実の姿を沢山の人たちに伝える」と言うことの大切さが改めて確信できたように思います。
まだまだ復興とは行きませんが皆が頑張っています。『やらなければ何も始まらない。』
今回の慰霊法要・視察に参加して、大災害に実際にあわれた現地の方々から本当の意味での
「現実の姿」を教えて頂いた気がいたしました。
ほんの少しずつですが、それでも少しづつ・少しづつ復興に向かっています。新しい木を加工して建物を作る現場を見たら、何だか安心に近い感情が込み上げました。 これからだなぁ^^w
希望の光も見えて来たような気がします。我々が出来る事から「まず始めましょう!!!」