あの松の見える山に法華の寺を建てよ

佐渡遠流750年報恩行脚(1日目)

今から750年前の文永8年10月21日のこと。寺泊の津(船着き場)に到着された日蓮聖人。
日蓮聖人は6日間、海上の天気が良くなるまで、この寺泊に逗留されました。『これより大海を亘って佐渡の国に至らんと欲するに順風定まらず、その期を知らず』(いよいよ日本海の大海原を渡って佐渡へ向かおうとしているが順風が定まらず、いつ渡れるか見当がつかない)と示されます。この日も大荒れで大型船のフェリーでも具合が悪くなる程の波。750年前に日蓮聖人はどんな思いで佐渡に渡られたのでしょう?そして日蓮聖人が佐渡の地に着岸された文永8年10月28日。現在の松ケ崎。この地に着岸されたことから「法華岩」と伝承されるそうな!岩の上には伝承を伝える供養塔が建立されています。10月30~31日はこの地から塚原の三昧堂まで2日間の日程で30キロの唱題行脚。法華岩から徒歩30分。当時の信徒が日蓮聖人を偲び、この地に「法華堂」を建ててお題目の修行に励まれました。法華堂を後にして、残念ながら日蓮聖人の足跡が明確に記されておらず約100年後の世阿弥が通ったと記される道並みを進みます。笹取峠を通り紅葉山公園がある男神山・女神山を横に唱題行脚。けっこう登った所でお昼休憩。佐渡の「おけさ柿」甘くて美味しい(*´ω`*)標高は400~450mらしいですが海抜0mから登っているので結構身体にきます(;^^)10時から出発し第1日目の目的地畑野地区小倉の『御梅堂』に15時到着。道のりは約16キロ。文永8年(1271)に佐渡に渡られた日蓮聖人が小倉越えの道中で休んでいると…翁が渡海の無事を祝う酒肴に藤の実を供し、その実を蒔いたところ、いつしか現在の藤と梅の木に育ったと伝わる。(詳しくはお調べください(;^^))高祖手植えの梅の樹と書いてありますね♪
今日の道のり(#^^#)日々の運動不足を痛烈に感じます。この後、新潟の東西青年会の有志で「観心本尊抄」と「佐渡始顕大曼荼羅御本尊」を図顕された
妙照寺さまで報恩の唱題行。お宿に到着する頃には、もう真っ暗(゚Д゚;)

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  • 投稿日: 2020年11月01日
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